弱いペアは常にショーダウンまで持ち込むハンドではない。ボード、ポジション、ブロッカー、相手のフォールド傾向によって、ペアが最良のブラフ候補になる構造を整理する。
多くのプレイヤーはボトムペアやサードペアを持つと、こう考える。「このハンドにはある程度ショーダウンバリューがあるから、ポットを大きくしないでおこう。」この原則は多くの場面で正しい。しかし、常に正しいわけではない。
特定のボードでは、弱いペアは単なるコールダウン用のハンドではなく、相手の中程度の強さのハンドを押し出し、ドローのエクイティを奪う攻撃カードになる。特にリバーでは、エアのブラフが不足するとき、弱いペアがブラフレンジの空白を埋める。
序盤のストリートで弱いペアをベットしたりチェックレイズしたりする理由は、ひとつだけでは説明できない。バリューでもなく、純粋なブラフでもない。複数の目的が重なっている。
第一に、相手のオーバーカードやバックドアドローに無料のエクイティを与えない。第二に、自分がボードカードと同じランクを持っていれば、相手のセットやツーペアのコンボの一部を減らせる。第三に、このペアはチェックダウンしても常に勝てるハンドではないため、攻撃に転換したときに失うショーダウンバリューが大きくない。
フロップのチェックレイズ後、BTNのコールコスト:5.5bb
BTNがコールしたときの最終フロップポット:20.1bb
BTNのフロップポットオッズ:5.5 / 20.1 ≈ 27.4%
ターン125%ポットベットのコールコスト:25.1bb
ターンコール後のポット:70.3bb
ターンのポットオッズ:25.1 / 70.3 ≈ 35.7%
リバー65bbジャムに対するBTNのポットオッズ:65 / 200.3 ≈ 32.5%
Heroの4ペアはショーダウンだけを狙うより、弱いキッカーのKx、8x、ポケットペア、未完成のフロートにプレッシャーをかける候補になる
このラインでHeroの4ペアは強いバリューハンドではない。しかしBTN側から見ると、弱いキッカーのKx、8x、77-55のようなハンドは大きなプレッシャーを受ける。フロップですでにポットが大きくなり、ターンのオーバーベットが続くと、単なる「一度見てみるコール」は難しくなる。
リバーでは、もはやエクイティデナイはない。すべてのカードが公開されており、ベットの目的はコールをもらうか、フォールドを取るかである。だからリバーでの弱いペアのブラフは、はるかに厳密に選ばなければならない。
良い候補には三つの条件がある。
たとえばA-K-4-8-Tのようなリバーで、Tを持っている弱いペアは、相手のATの一部を減らせる。しかし同じTペアでも、スーテッドの組み合わせやボードのフラッシュ構造によってEVは変わる。あるコンボは相手のコールハンドをうまくブロックし、別のコンボは逆に相手がフォールドすべきミスドローをブロックしてしまう。
弱いペアが常に攻撃に変わるわけではない。むしろ、ほとんどの普通の状況ではチェックが基本である。特に以下の条件では、ペアをブラフに変えると損失が大きくなる。
自分のレンジに、ショーダウンバリューがほとんどないガットショットのミス、バックドアのミス、ブロッカーの良いエアが多いなら、わざわざペアを燃やす理由はない。そうしたハンドが先にブラフ候補になる。弱いペアはチェックして、一部のショーダウンを取りに行くほうがよい。
フロップとターンで相手がコールした多くのハンドがフラッシュドローだったなら、リバーのフラッシュ完成カードはブラフに悪いカードである。前のストリートではフォールド圧力を受けていたハンドが、今ではコール可能なメイドハンドになっているからだ。
BTNのように広いレンジでインポジションにいるプレイヤーは、リバーでチェックバックしてエクイティを実現できる。同じ弱いペアでも、OOPではブラフ転換が必要になり、IPではそのままチェックしてショーダウンを見る選択肢の価値が高くなる。
GTO構造では、弱いペアのブラフは一部の頻度でのみ混ぜられる。しかし実戦では、相手は均衡を守らない。特にライブキャッシュや低ステークスのオンラインでは、リバーの大きなベットに対してサードペア以下を過剰にフォールドするプレイヤーが多い。
そういう相手には、本来チェックするペアもブラフに転換できる。弱いペアブラフのEVが250-400%以上大きくなる状況も生まれる。反対に、コーリングステーションには同じ戦略がすぐに損失へ変わる。相手がペアを降りないなら、ペアでブラフせず、バリューベットの範囲を薄く広げるほうが正しい。
弱いペアをブラフに変える前のチェックリスト
弱いペアのブラフは上級プレイのように見えるが、核心は単純だ。フロップとターンではエクイティデナイとレンジへのプレッシャーが目的であり、リバーでは不足しているブラフ候補を補うことが目的である。ただし、ドローが完成したリバーや自然なブラフが十分にある構造では、ペアを無理に燃やさない。
원문: https://blog.gtowizard.com/should-you-ever-bluff-with-a-pair/
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